今日も今日とて思いつきぷち。

描くゆとりはとりあえず今のとこないかも…;

<のえる>

「灯さぁ…随分お気に入りだよね?」
「んー?
アイツさ、りょくと似てね?」
「え…? りょく?何処が」
「こー、だんまりで上目遣いなとこ。
でも目ぇ反らさねぇの」ニヤニヤ
「……灯…」
「何? どしたの桃ちゃん?」
………本当…バカなコ程可愛い…;


久しく治まってた筈の…
だけど満たされない欲求の赴くままに。

(一日中座ってるのか…)

雑踏は冷たくも優しい。

「来るか」
伸べた手をとった、だから連れて帰った。


「身なりもキチンとしてるし、
親訴えたりしないかな?」
「訴えられるような事何もしてないよ」
「まぁ灯を信じるけど…」
「りょくも頼むな」
「うん」

 

<アルト>


何もかもが面白くない。
学校も家も友達も…楽しくないことばかり。
「やべ…そろそろ金もねーや…」
かと言って、パチる度胸もないんだけど。
そろそろ潮時?
帰るしかねぇ?

「腹減ったなー……ん? 何騒いでるん?」
「コイツだ!」
「へ?」
「このガキが盗ったんだ!」
「……って、何がーっ?!」
「コイツか」
「って何だよ?! 俺が何したって、くそっ」
「てっ、このガキっ」
「捕まえろ!」
「っうあっ…やべえ…」

「兄さん!!」
「…え?」
「お前がアニキか」
「………あぁ、まぁ、何かした?ウチの愚弟が」
「万引きをね」
「やったのか?」
ふるふるふる
「やってないならいい、帰るぞ」
「待てよ!」
「………俺、怒らすと怖いよ?」
  にっこり、それは千種直伝。

「あ、えっと、すんません、助かりましたー」
「何処に行くんだ? 帰るぞ」
「っえ、あー、や、その」
「腹減ってんだろ、来いよ」

にっこり…その笑顔につい釣られた…。

 
「あー、また灯のビョーキ」
「何?孤児院かここは?」
「違ーう」
「ねぇねぇ、名前は?」
「アルト…って馬鹿か何本名名乗ってんだっ」
「ねぇねぇアルト、甘いもの食べる?」
「それより飯だ、作るからそっち行ってろ」
「……アノヒト何?」
「灯ー」
「ヒカル?」
「義兄さん」
「義兄さんの一人」
「お前らって兄弟?」
「今はね」
「灯ー、ごはん手伝う」
「指切るなよ、火傷するな、ほらエプロン付けて」
「………なんなんだ…;」

その飯は偉く美味かった。
良い材料使ってんだろうなぁ…金持ちそうだし…。
外見派手な割りに…手際もいいじゃん…。
 
「……一人増えてる」
「「「あ、おかえりー」」」
「お帰り兄貴、一人? 珍しいね、食う?」
「食う、名前は?」
「アルト…」
「んじゃアルト、
  俺のことは『千種お兄様』と呼びなさい」
「へ?」
「何ソレへーん」
「ちーちゃんおかしいー」
「オカシイじゃねーだろ、
  お前ら兄をなんだと思ってんだ」
「千ー兄は千ー兄だよ」
「ほい」
「ん、りょく、コップ」
「はーい」
 
「…男ばっか…」
「まぁな、流石にこーなると女の子はちょっとな…」
あー、何処で間違えたんだ俺の紫の上計画っ
「……(このヒトちょっと変…つか、カナリ変?!)」
 
 
   
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