幼馴染の莫迦どもは

お互い様だよ!!

幼馴染のバカは 文字通りバカでタチガ悪イ
無邪気 奔放 コドモ…ジャリ、ガキの方がしっくりくる。
悪気のなさが透けて見えるのが更に癪に障ること甚だしくもあり
安心を憶える自分に腹が立つ……

その上そのアクマは五つ児で 全く同じようなカオが5つ揃えばそれこそ地獄だ…
同じような声音 
口調を揃えられたら区別の付く方がどうかしている…
…はっきりと判るオレがどうかしている…
多分 きっと とっくにオカシイ…


「何難しいカオしてん?」きょとん


取り分け優れた容姿じゃない
くるくる変わる表情 馬鹿げた百面相
大口を開けて笑う 間抜けたあくび面
細いくせに腕っ節は強いから 喧嘩は逃げない 常に傷だらけ
人見知りする知恵もない 誰にでもすぐ懐く
警戒する意思もない…
『千種ってほせーよなー』
『喧嘩強いって言うけど』
『簡単に ねじ伏せられそうだよな』どかばきっ
有り得ないにしても…
「ったく、どんだけ守ってやってんのか気付けっつんだよ」
そのくせ手が早い 女は入れ食いか あの 莫迦



「あれ〜? アイル? 1人?」って千種今1人かよ?!
承和……
「ひてひてひてっにゃにすんだっ」
八つ当たり…ガキかオレは…


「八つ当たり〜」
「…珊瑚…」
「だろ?」
「…だよ… …ったく、せめてテメェ並の姑息さがあればな」
「誰が姑息って?」
「っ」
「ちー」
「オトートに絡むんじゃねーよ」



この 無神経さ…あぁ…ヤメテオケ…構うんじゃねぇよ
何度自分に言い聞かせたことか…



「あところでよー、今度のライブ、取れたからv」
「……お前の頭一遍覗いて見てぇ…」
ったく ころころ表情変えてんじゃねぇよ!!

「…バカだなぁ、千種に変われってのは無理だよ」
「変われなんて思ってねぇよ」
「……あっそ、バカは一緒か。いーの?アレほっといて」
「詞音は構わねぇよ」
「ふぅん…線引いてんだ」
「お前は? 一生黙ってるのか」
「………俺ねぇ、そういう無神経大っ嫌い」にこっ
「オレも、そういうネガティブ大嫌い」ニィッ
「アイルに好かれてもね」
「お前らってオカシイよ」
「解ってるよ、言われてもしょうがない」
「ばーか、違う。なんでダメだって決め付けてんだっつの」
「……ダメに決まってる…。
いいんだよ、俺は弟なんだから。
ずっと 一生一緒なんだから…」
「お前がソレじゃぁ、アイツだって何も言えないじゃないか」
「………何?」
「お前がソレで良いって退いてたら、
あの朴念仁は気付けもしないし、
応えようもねぇだろうよ」
「………」
「一生、黙って影でアイツのカミサンでも苛め尽くすか」
「っ………いいかもね、それでも」
「……オレを睨むよりも前向きゃいいのによ」

たく、素直じゃねぇな…。
いっそさっさと玉砕しちまえっつの…。
まぁ、アイツが振り払うとも限らねぇだろうによ。
同じ兄弟で、どうしてあぁまで逆走するかね…?
……つーか…同じカオでどうして惚れるよ…
  ったく、バカ一族が

<青い誘惑・個人授業>

「…俺は貴女を愛してはいないけど…?」苦笑気味
「そうね『彼』とは違うわねぇ?(にっこり)
まぁ人生経験しときなさいってことよv」
「……ねぇ、コレは必須課題?」
「そうよぅ〜、でないとアナタタチも生まれてこれなかったの」
「………あぁ、まぁね…そうだね」

(ちょっと気持ちが疲れてる;
欲望がない内だから学術的興味のが先立つ感じ、
でも実習はあんまり好きじゃないらしい;解剖とか。)

「…別に、彼女を愛してはいなかったね…
彼女も俺を愛してはいなかったよ。
まぁ、コドモ好きではあったみたいだけどね」程度。
「…そういうの、平気なのか紅」
「別に…なんとも思わなかったな…」
「………オレはキライ」
「だろうね、詞音にはマリアがいる」
「……紅、お前好きな子とかいねーのマジで?
気になってしょうがないとか、つい構っちまうとか」
「…………」
「あっ、弟混みの話じゃねーぞっ、特に灯!
お前らの繋がり尋常じゃねーけどっ」予防線
「………しいて、言うならお前とか?」
「っ…あ…?」
「……いつも、ありがとう、な」
「……………ってばかーっ、違うっつーのーっ」うわ〜っ
「………」
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