仔にゃんこ物語

極めて日常的に…。

義弟が増えました。

華村さんちのタルトとシフォンくん。

 
「灯ズルイっ、ママにも抱っこさせてよぅ」
「えー、だってほら、コイツ俺に笑うんだよ」
「ママにだって笑ってくれるもん」
「灯、へらへらしてるとますますりょくに嫌われるぞ」
「っ……ますますって…;」おろおろ。
「一層」
「っ……」びくびく。
紫の上計画中のこと…かな(笑)何のかの言って義弟達同士仲良しです。
「りょくおにいちゃん」とか呼んでくれるかなこの子も。
「ちっちゃい手〜♪、ほらほらりょく、見てご覧、ほら抱っこしてみ♪」
「って、え? 抱っこ?」
「ほらほら、らいともおいで、ってティ、わんこは外に出して;」
「………」
「………」
「………」


「…灯が次にとる行動ってミエミエだよな…」
「だな…」

らいとにもティを抱っこさせ、並べて記念撮影をば。

らいとの抱っこしてるティの抱っこしてるのがタルト。

りょくが抱っこしてるのがシフォンです。

   
「……よし!」
今日は特売のピザを買う! 卵と米、醤油とソース。
マヨネーズだけは高くてもブランドは変えられない。
ピザの具はサラミとチーズ、だがツナも捨て難い…。
どうせまた千種たちが雪崩れ込んできて食い尽くされるのは必至…。
最大の問題はアイルだ…
なんであんなに食うんだ?
そしてどうして他人の食卓にあれだけ平気で注文を付ける?!
そしてカイト…
どうして無表情のままあんなに飲むんだ?!
たまには潰れろ!
そして万が一承和一党が紛れ込んだりしたら家系は破綻する!
あの体育会系連中の食欲はブラックホール並だ!

とか考えてるかどうかはさておき。

「あ、詞音、またこないだの連中連れてきてよ」
「連中? オッケいいよ」
「助かるのよ〜、あんたらの年頃の子たちはいくらでも食べるから」
「ほら、マージンだ」
「わ、サンキュ、助かるよ♪」
「ほら、コイツも持ってけ」
「わ♪ いいの?! ありがとう!!」

商店街、食事処と、下町と癒着しまくっているらしい…そんなイメージ。
将来的には喫茶店かバーのマスター。そんな感じで。
   
吼えないし抜け毛も飛び散らないし(短髪だから)一番可愛がってる?
でもきっちり手伝いはさせる…ような…;
もしかしたら最強…(違)

「元々期待してないしアテにしてないし、信用できないからね(食器まで割られて堪るかっ)」

「詞音ねぇ…あの一緒にいる連中がな…」
「派手で目立つからな…」
「でも、詞音ピンなら面倒見良いおばちゃんみたいだよな」
「だな、テキパキこなすし、商店街味方につけてるから助かるよな、学校行事」
「柔軟性あるから、考え方押し付けないし」

「って、もっと柔軟性ある計画立てろよ?!」
「ライブはこの日、決定で確定だから!」
「って言ったって急だし立て続けだし、何コレ、ハシゴじゃん?!」
「会場おさえてんの俺だよ、文句あるんだ?
俺たちみたいなアマチュアはね、一件でも声かけてくれたらありがたく思わないと!
その一件一件を大事にしないとバチ当たるよ」

内輪ではごり押しもあり。
でも外から見ると違うらしい。

「ったく、もしもーし、桃? 承和たち引取りに来てよ。
陸上総勢7名、ついでに千種と、あぁ、そうだアイルも引き取ってってくんない?
寝床? 床でいいから。あ、アイルの咽喉だけは気をつけてやって?」
   
灯は自然にお手伝いさせて生活してますが。
珊瑚はやはりついつい自分でやってしまうタイプ。
しかし、子供らも見て育ってますから。
「はい、こっぷ」
「はい、ももちゃん」
「……りょく…らいと…」ひしっ なんてかわいいんだろうこの子達っ。
承和や千種とはエライ違いっ。

「桃ちゃんママ、水ー、硬水ねぇの?」
「水道水勝手に飲め」
「珊瑚…おはよう…」
「紅兄おはよv 見て見て、この子たち自分からお手伝いしたんだよv」
「「紅兄ちゃん、おはよー」」
「おはよう」頭なでなで。「珊瑚、水」
「はぁいv」
「…差ぁ付けるじゃん…」

当然。
  「居候3杯目にはそっと出し、って言葉知ってる?」
「テメェの盛り方がイチイチセコイからだろうが!」
「ふぅ、それが人んちでごはん食べる態度かなぁ」
「珊瑚テメェマジで俺に喧嘩売ってんのか」
「イヤなら食べなくていいんだよ、別に」
「珊瑚…アイルの食べる量なんか把握してるだろう、どんぶりで出してやれ」うるさいから。
「紅話せるじゃん♪ 最初っからそう……おい、珊瑚?」
「…珊瑚、蒼の分残ってるか?」
「また炊くし。どうせ承和が陸上連中連れてくるし」
「………千種…コイツ一遍シメテいいか…」
「山盛りじゃん、頑張って食え♪」(飯時に珊瑚に逆らう程愚かじゃないです。)
「おかず入るとこないよね、要らないねぇ」
「…こんガキ…いつかシメる…」
「アイル、家の中で暴言はご法度だ、コドモタチがマネをする。」
「知るかっ、コイツの言動の方がよっぽど悪影響じゃねぇか!!」

どうやらガチガチにてんこ盛りされた模様。
食ったのか? 食ったのかアイル?!
  「オレをなめるなよ」
「お〜、アイル頼もしいじゃんっ」
「テメェは黙ってろ」
………。
「…アイル、もっと上品に食べれないのか?」
「何か、すげー食い方」
「…うっせぇよ…。 ……ほら珊瑚、おかわりだっ」

ムキになってたり(笑)
一体、どうやって食ったんでしょうね…。
  「…こうなってくるとちょっと興味あるよね」
「…珊瑚、つまらない意地をはるんじゃない…」
「………ダメ?」
「やめなさい」
「どうしてもダメ?」
「……珊瑚…」

「今度やろうよ、バターと醤油くらいは用意してあげるからさ♪」こそ。
「…珊瑚…;」
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