平和な日々?

 

将を射んと欲っすれば。

そりゃぁ直に直球でいくさぁ。

何時からだろうね キミが気になって仕方ない。

千種と似ている、だけど変化の少ない表情を、何故か追ってしまう。

 

時にキミはまっすぐ見つめ返すから、何かを読み取ろうとするようで、

何かを見透かされそうで、うっかり、視線をそらしそうにもなるけれど。

 

いつの間にか捕まっている。

仔どもたちとはしゃぐ姿。

仔どもたちに語る声に。

 

ねぇ、オレもいれてよ、キミの視界に。キミの世界に。

Blueさんとのエチャログ。

キミは今何を見てる?

何を感じて、何を欲してる?

キミの横にいるオレを、

どう感じているんだろうね?

 

何を見てるんでしょうか二人! なんか雰囲気が謎です…。
王子といて和んじゃって慣れちゃってな…?
なんかちょっと見直したと言うか、良い感情が芽生えたような?頃。


「……あんた本当変わってるな…」
「…そう?」にこっ
「………でも嫌いじゃない」くす…
「ん?」
「千種は難しいよ」
「……え?」
「でも面白い。
 アンタが連中とどう張り合うのか知らないけど、俺は味方してやってもいい」にこっ。


もしも〜し?!

「とか言われちゃったんだけど、オレ何か間違ったかなぁ?」
「つーか、何でソコに俺が出てくるよ?」
「ねぇ?」
「とか言いながら何で千種の肩抱いてるよ?!」
「シンゴ煩い」
「カトリーヌ慰めてくれる〜?」
「へらへら笑ってる奴なんでどうやって慰めるよ?!」しっしっ

 

「あんなにトクベツですオーラ放ってんのにね…」
「オレなんか勇気出てきた」
「はぁ?」
「王子でさえ片想い(恋愛でなくてもの意)すんだよ! オレだって粘れるよな?!」
「…てお前まだ片想い続けてたの…;」
「頑張るっ、玉砕しても負けるもんかーっ」

ある意味スタッフにエールをくれた現実…(笑)

「……つーか…あの王子でさえ振られる時は振られるって話じゃねーのかよ…;」
「振られるな、アレは;」
「だよな…;」

ガンバレ、負けるな青少年!!(青年?)

 

「シンゴさんそんなの構ってないで仕事仕事!!」
「王子何しに来てん?」
「つかオレラよりか忙しいだろうがよ」
「ん〜、忙しいよ、シンゴ回収して帰るからね〜」
「あぁ?」
「あ、そか。てかなんで王子自ら来るよ;」
「だって千種もこの後バンドだろう」
「あ、そだ。おせぇなアイル」
「アイル?!」
「シンゴは仕事!!」

「お前はもうちょっと周囲のこと見た方が良いって、千種に言われた。」
「…へぇ?」
「他人にも感情があるってことを、もっと感じ取る努力をした方が良いって、
 紅にも言われたことがある」
「……うん…?」
「……俺はあんたにも無神経かな…?」


「蒼、 オレのトクベツは、千種じゃないよ?」
「………え?」
「気付いてなかったろ、まぁいいや、憶えといて?」

口に出してみたらちょっとすっきり?


「王子機嫌良いなぁ」
「だね、この調子この調子でラストまで!!」
「対してシンゴの低気圧…;」
「撮影入っちゃえば集中力凄いんだけどねぇ…」
「どしたよ?」
「アイルが向かえに来てたじゃんよ」
「……千種か…;」
「…なんかさ、最近らいと変わったよね」
「あぁ?」
「感情が豊かになったって言うか、
 ちょっと自己主張するようになったって言うか…上手く言えないけど」
「……懐いてるな…」
「だろ、俺たちにも甘えること覚えてきたなと思ってたけど」
「その点りょくより順応力なかったよな」
「りょくを通しての俺たち、だったよね」
「人見知りしないくせに、アレ全然他人見てないやって思ってたんだよね…」
「……だったな…」
「……他人を警戒しない程、身の安全を図る意識もなかったわけだよな…」
「……何時死んじゃっても当たり前、みたいなの…やだね、やっぱり……」
「………」
「あの子達みんな、俺たちより先に死んじゃうのかな…そうなんだろうね…」
「珊瑚」
「………病気じゃないんじゃ、手の打ち様がないって父さん言ってた…」
「………まだ、先の方が長いよ…」
「紅兄…」
「彼等の平均寿命も年々伸びてはいる、知ってるか?」
「……一応…」
「……世界は広いよ、お前も表に出なさい」
「……そうだね…」
程よく邪険…なのかなぁとか(苦笑)
千種が友達を大事にしていない、わけではないんですが、
適度に突き放してる風もあって、介在感が薄れていってるような気が…。
てか千種が構われまくってるしなぁ…;
立場一緒だと思えるかも…。
王子の構い方が絶妙と見た。

「あまえる?」
「そう」
「わがまま?」
「うんv」
「………(考えている・ぐるぐる考えている)だっこ?」(りょくの真似してみた)
「うん」ぎゅー
「……ぎゅー」
「ぎゅーv ってっ」
「らいと、だから甘えたいならこっちに言えっての」
「ちーちゃん?」
「そ、お兄ちゃんがいるだろ」
「おにいちゃん」
「………ちょっと、重くなったね」ひょいっと抱き上げて。
「…蒼、こうすると幸せ円満夫婦みたいじゃない?」
「「「………それは、ないだろ」」」(千種・珊瑚・蒼)
「あ、オレ今のユニゾン好きだなぁ、ねぇ、らいと」
「ゆに?」
「和音、声が近しいからかな」
「……コイツ懲りねぇ…」
「アンタ本当、面白いな…」
時に喧嘩してみたくもあるのに…?

 

ありのままの感情を、

それは好意でなくても構わない。

 

キミの

真実を聴かせて…?

何をどう言っても未消化な関係;


「…彼が好き?」苦笑気味に問うてみれば
「…好きと言うか… …愛してる」
真顔の返答は、予測済みだけれど。
「……弟って、そんなにかわいい?」
「……正直なところ…俺には顔の美醜とかよく解からない。
 創られたドラマの中 演じられた個性の意味も…
 だから世間の言うところの アンタの価値は解からない…。
 母が手放しで褒める父の造作の価値とか…」
「いや、百彩さんはキレーと思うよ? オレも」
「…アンタが言うなら、そうなのかもな」
「……彼が、弟じゃなかったら…?」
「………そういう、例え話が解からない」

酷くばつの悪そうな表情に、これは本格的に捕まったなと思った。
誤魔化す為に
言い訳を捜すのでも、取り繕おうというのでもなく、
彼には本当に、ソレが理解できないのか。
嘘を吐けない程愚かではない筈の、だけど
聡い筈が、賢しいとも言えない不器用さが…参ったね…。


「……ねぇ蒼? オレは…?
 蒼にはどう見えてるの?」
「…アンタは… ……キレイだよ」
「…………よし、浮上した」
「え?」
「大丈夫、充分報われてるらしいね、オレは」
「……そうか?」

<仔猫ぢゃないので物語>

実験中、ミスったらしい。 指先の火傷。
「…寝てた…」ぼそっ

「ったく、王子に振り回されてバイトしてっからだ!」
つかアイツ自身は仕事してんのか?!

たまたま、千種に見つかったのが運の尽きで。
「しばらく、休むから」がちゃん。勝手な電話。
「…確かに、少しゆっくりすれば…」
紅に言われたらつい、そうかなとも思う。



「蒼はー?」
「あー、ガッコで事故ったって電話ありましたー」ちーちゃんから。
「……」
「え? 蒼事故?」
「命に危険は?」
「ナイナイ、千種過保護だから休養させろってさ」
「ったくー、あの兄弟はーっ」
「指先火傷だってさ、撮影に支障ねーっつの」
「まぁここんとこ長々つき合わせてはいたけどなぁ」
「…本当、長いからね、1回の撮影が…」
「…て…どこ? 元凶は…」
「え? 王子? あれ?」
「いないじゃん…」
「って…どーすんだよ今日の撮影ーっ」

「蒼って前っからそーだったけど…;」
「うん…致命的な怪我はしたことないけど;」
「時っ々ボケかましてくれるのな」
「でもって時っ々カッコイイんだけどねぇ」
「キリっと男前で」
「……女ども語り始めたら長いぞ…」
「蒼ネタは紅と千種絡んで果てしない…」

「大型の白い鳥でみにくいアヒルの仔ー」
「は、く、ち、ょ、う、と」
「白と黒の丸いコマを〜」
「……チェス(の匂い)だ…」
「えー、違うよ、らいと、白と黒の丸いコマだから」

乱暴とも言える勢いで開いた扉。
「……怪我、したって…?」
「あ……」ひらひらと掌

状況は、酷く間抜けに思える…。
「蒼…」
「火傷…寝ぼけた」
「………」
口付けた指先。
千種が巻いたらしい包帯は、意外にきっちりと巻けている。
「「……」」

「ったーく、テメェはよっ」


「…らしくねぇだろーがよ…王子っ…」
「………そう…?」


らしくない行動
らしくない焦燥
らしくない言葉
らしくない動揺
らしくない自分
らしくない……?

こんなにも
キミのコトで一杯…

楽しくて
仕方ないんだ……


「で、何で蒼クンはお休みなワケ?」
「王子が疲れとるようにーって」
「そんでその王子は?」
「例の映画の件で」
「………だーっもう! 結局ソレかよ?!」
「しょーがないよ、アノヒト基本的に役者だから」
「ったくアイツがプロデュースするからってのが売りなんだぞーっ?!」
「情けないこと言うなよカメラマン…;」

全然無事そうで、力が抜けた自分に驚いてる。
だけど白い包帯に、動揺した自分に気付いてる。

だけど…今日は、君を失わなかった記念日…


多分皆、身勝手さは似たようなもんで。
多分曖昧にしておきたい部分もあって。
多分、はまった泥沼は深くて視界が悪い、底なしで。

見失いつつも楽しめればそれでいいかなとかとか。(笑)
しかし千種、ほっとけばいいのに墓穴掘ってそうです、引き剥がすから自覚する(笑)

「キレイって、ヤサシイってことだよ…」


「キレイ、ってのはカッコイイってことだ。
 優しい、ってのはカッコイイんだぜ?」
ってちーちゃんも言ってた。

「…チェスは、キレイだね。
 俺たちにも優しい…あったかい…」

マメな男王子。


トゥルルルル〜♪
『今日は来られる?』
「いや、珊瑚に熱がある」
『…そっか、お大事にね』
「ありがとう」

電話の抑えた周波数。
いつも以上にそっけない。

「具合は?」
「最悪…久々だぁ…」
「何か腹に入れられるか?」
「………ゼリー、食べる…」
「解かった」
「ガッコは?」
「ない」(自主休校)
「バイト」
「ない」(自己都合突発休み)
「王子」
「………早く治さないと見舞いに来るぞ」
「っ… …ぷりん、食べる、薬ちょーだい」
「持ってくる」くすくすくす…。

頭の中はぐ〜るぐる。な千種。
相変わらずな蒼。

「…あ」てとてとてとっぴたっ。
「……らいと?」
「どーした?」
「…チェスの匂いする」にこ〜っ。
「………;」
「………」くん?
「(すりすりすりっ)」ご機嫌らいと。
「………」



「そん時の! 俺の居た堪れなさが解かるか?!」
「想像したくもねぇよ」叩き起すんじゃねぇよ、そんなコトで。
「アイルっ、俺はなぁっ、そういう緊張感に免疫ねぇんだよっ」
「だろうな、お前に緊張とかねぇよな」
「つーかお前らなんでいつも人んちで騒ぐよ…」

詞音…憐れかも…。

ダレカのコトバに惑うのは初めて。

解からないわけじゃない。
愛情を示す言葉。

『好きだよ』

『好き』

『大好き』

内側に浸透する熱…。

 

理解してとは言わないよ。
必要なのはコトバじゃない。
でも…ホントの事。
偽りたくないからコトバにするだけ。

なんだかとても温かい気持ち…。

アンタのくれる何もかもは、
なんでこんなに温かなんだろうな…?



「最近…蒼機嫌いいよなぁ…」
「元々千種みたく浮き沈み激しくないけど」
「…お前ねぇ、俺もお兄ちゃんだって解かってる?」
「千種がお兄ちゃんねぇ…俺の方が面倒見てる」
「う…」
「……けどヤだなぁ、蒼の微妙な表情の変化とか、
 読めるんだよ、アイツ」
「ん?」
「王子、ムカつく…」
「……アイツなぁ…悪い奴じゃねーんだけどなぁ…」
「……まぁ、いいけどさ、蒼がいいんだったら…」
「………」
「ちぇーっ、……さてと、俺は仔にゃんこどもに飯食わせてこよーっと」
「…珊瑚」
「んー?」
「…………俺にも飯」
「……ほらね」

 

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