おしゃれなお茶会〜将を射んと欲すれば

みずき*すいさんとBlueさんとのエチャログ。

先オチするにあたって、りょくとらいとで意味深会話をして去りました(笑)

だって王子なに子守りやってんのって思ってさ(笑)

「みんなおめかしだね」

「うんv かわいい?」

「かわいいよ、のえるのは手作り?」

「おしゃれなの、おしゃれ!」

「ブラウスは灯?」

「おしたてなの」

「灯と布選んだ」

「形は灯描いてた」

「蒼兄今日スーツだったよ」

「桃ちゃんがネクタイ選んでた」

「灯が靴磨いてた!」

「デートなんだよ」

「帰らないかもって」

「かっこよかったっ」

「ちーちゃんのジャケットもかっこよかったっ」

「ちーちゃんもデート!」

 

仔にゃんこの話は脈絡なく尽きない。

にしても…月が出ている3時7分…; 昼の月ですか… きっと時計は止まっている…。

 

 

「莫迦だな…オレも」


「夜も冷える様になってきたし、らいと連れて来なくてよかったな」

子供たちから得られた情報は、断片的で不確定…


「…月の光が冷たいねぇ…」
「……何詩人ぶってるんだ?」
「………蒼…」

 

「寒くないのか?」
「……貸してくれるの?」
「カシミヤだって、さっき貰った」
「……美人から?」
「……美人、かな? 多分美人だったんだろうな?」
「………」
「…多分、20年くらい前は、美人だったんじゃないか? …寒くないのか?」
「………20年…?」
「…多分…悪い、本当美醜はよく解からない…」
「…………寒い」
「だから巻いてればいいだろう」
「いや、こっちのがいい」
「………冷えてる」
「うん、だから温めて」
「バカだな本当、なんでこんな時間にそんな格好でいるんだ」
「うん…本当バカだよね、でもキミに逢えた」
「……あんた、本当たらしだな…」
「キミにだけだよ」
「…言ってろ、ほら、さっさと帰って風呂に入れ」
「蒼も一緒に?」
「………それもいいな、あんたの家の方が近い」
「本当に」
「巻いてろよ、本気で冷えてきた」
「だね、急ごうか」
「…なぁ、この前の…」
「ん?」
「……名前が思い出せないスープ…」
「…いくらでも作るよ」

 

 

 

肩を抱くより。



手を繋ぎたくて…。
彼が拒まないので指を絡ませた。
20年前美人だったかも知れない女のマフラーは、それなりに暖かく、
だけに彼を温めるのは自分でありたく…。
彼が気に入ったらしいスープのレシピを思い返してみても、
あれは緊張で失敗した産物だったといい出し難く、
咄嗟に付けたいい加減な名前も思い出せない。

 


ねぇ、オレがだよ?
キミの手をとりたくて、キミの顔が見たくて、君の声が聴きたくて、ダレカに渡したくなくて…


コドモタチと話すのに、時間を気にして、計算をするなんて…


『蒼、誰と会ってるって?』
『う〜んとねぇ、美人の奥さん!』
『…美人…』
『お菓子美味しかった!』前に貰ったの。
『灯のケーキのが美味しいよー』
『おかーさんのぷりんの方が美味しい』
『紅茶のケーキにクリームのっけてねー』
『ミルクティはりょくのが一番』
『で、何処に行ったって言ったっけ?』
『う〜んとねぇ?』
『ホテルのどこ?』
『ロビーで待ち合わせるんだって』
『いや、何処のホテルだって?』
『あ、帰らないかもってー』
『あ、うん、言ってた』
『ちーちゃんが』
『すえぜんは頂いとけって』
『すえぜんって何?』
『お膳?』
『千種…余計な事を…』
『蒼兄笑ってたねー』
『ばーかって』
『ちーちゃんばーか』けらけら
『…本当にね…』
『王子?』
『…王子時間? お仕事?』
『え………あ、本当だ、そろそろ行かないとね』
『ねぇ、このクッキー美味しかった!』
『また食べたい、チョコレェトも!』
『また来る? また来る?』
『うん、また、近い内にね。今日はご馳走様』



走っちゃったよ、全力でだよ、このオレがさ…。

 


ねぇ、キミに、伝えたいことが、沢山あるんだ…。

 

 

<蒼>

 

 

教授の残した蔵書を貰い受ける約束を取り付けたのはいいが
……承和に運ばせるか…千種は絶対手伝わないしな…。
長い会食の成果にしたら上々……


ありえない…この寒空に、なんて薄着だ。
「月の光が冷たいねぇ…」
「何詩人ぶってるんだ…」つくづく、コイツは解からない…。

 


酒でも飲んでいるのか。いや、アルコール臭はしない。
そう言えば子供たちはもう寝ただろうか、連中は寝相が悪いからすぐ腹を冷やす…。

 


「美人?」
どうしてそこにその単語が出てくる。
そもそも俺には顔の美醜などよく解からないと言ってるじゃないか…
存外物覚えの悪い男だ。「…かな…」
どうでもいいじゃないか、それより冷え切ってるんじゃないのか?
まぁルックスを売り物にしているようなヤツだ、
最大の関心事なのかも知れないが…バカだな本当…冷え切っている…。
いつからいたんだ、問うとに意味はない。
そんな事よりもこのバカを風呂にでも放り込んで…
そうだ、この前の、やけに精力が付きそうなスープで…。

 


茶白黒殆ど描いてねーぢゃん、って突っ込みはナシの方向で…;

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