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<夜はまだまだこれからだ!>
「つーか そろそろバイトの時間なんだけど」
「上がったら酒買って来い」
「阿呆 どんだけ飲む気だ」
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<翌朝>
「…承和の字じゃん…」
「悪ぃ 出来心だ赦せ」
「仔どもらと一緒になって何やってんだよっ」
「夜中に腹減ったんだよぅ」
「りょく〜 元気ないって聞いたよ〜」
「ちひ〜」
「ご飯食べた? ぷりんもってきたよ」
「……学校は?」
「りょくが食べたの見てから行くよ」
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千種は朝シャワー
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「桃ちゃんがりょくと話して
って言ってたから来たけど…」
「元気だよっ」
「みたいだね ご機嫌が斜めなのか」
「灯が悪いんだっ」
「………りょくは 本当に灯の事大好きだねぇ…」
「…っ 違うもんっ
灯がりょくのこと大好きなんだよっ」
「りょくは ちゃぁんと解ってるじゃないか」くすくす。
「……じゃぁさ りょく 灯にごめんねさせてあげて?」
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連中のこた連中に任せるさ…
それよっかライブの打ち合わせしてねーよ;
詞音が怒ってんだろーなぁ…;;
…つかヤベ…バイトサボった…;;;
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「…灯が 自分から来ないとヤダ」
「……来るよ すぐにね」
「だってもーバイト行っちゃったんだよっ」
「りょく〜 そろそろ食事しな」
「桃ちゃん」
「ちひは学校休むのか?」
「ううん 行くよ りょく元気だし」
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<働くパパ>
「わ〜い 撮影所〜」
「来た事あるの?」
「ちっちゃい時にね〜 飴貰った〜」
「そうだね」
「ケーキも りょくと食べた」
「らいちゃんおっきくなったねぇ」
「ありがと〜」
「…また 兄弟増えたのかい?」
「うんv」
「王子 使うのか?」
「いいや〜? この仔たちは表に出さないよ(今はね) 灯に叱られる」
「蒼さんも撮るんだよね?」
「今日はね」
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「らいと 久しぶりにつれて来たな」
「昔恋人だとか言ってたよな…;」
「ははは…今度のはやけに似てないか?」
「こえーこと言うな」
「つか灯ちゃんも業が深いよな」
「そーいや灯ちゃん引っ張り込む計画潰れたな」
「その分蒼が働いてくれるってよ」 「ご本人様納得済み?」 「……王子が言ってるダケ」 「…だろうな…」
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「…アイツ 何とか言うオートクチュールの専属モデルなんだよ」
「知ってる 名鑑で読んだ」
「蒼ちゃん 相変わらず覚えないね;」
「そのシャツだってそうじゃない;」
「………」
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「その専属契約だけで業界トップだ
そしてその金を注ぎ込んで撮ってる映画を 知ってるか?」
「知ってる… シンゴさんと逢ったよ」
「あぁ ちーんとこ行ったのか」
「………皆 友達?」
「まぁこの業界も狭いといや狭いな」
「蒼も表情出るようになったよなぁ」
「最初どーしよーかと思ったよね」 「あの頃の無表情も良いは良いんだが…」
「オレは今のがとっつき易くていーや」 「だな」 「…こないだ飲みに誘ったって?」
「王子に軽くあしらわれたよ くそどっから出てくんだ」
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お父さんの友達…
本に載ってないことばっかり…
「ぼくね 父さんの事で知らないことないと思ってた」
「……」
「でも知ってるだけで 解ってるわけじゃなくて…
でもちゃんと知ってるんだって思ってた…」
「…クリス…」
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「蒼さん…父さんのこと好き?」
「…まぁね」
「……父さんは母さんのこと愛してない…」
「………それは 違うけど…」
「クリス 今解らなくてもいいよ」
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今解らなくてもいいこと…
ぼくが 子供だから……?
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「どう? 使い方憶えた?」
「うーんとねー 露光とか露出とか解んない」
「大丈夫 オートモードあるから」
「んぢゃ らいと オレがモデルんなってやる」
「ばぁか らいと モデルは向こうだ」
「あら 小さなカメラマンさん? 私も撮ってくれる?」
「…うんっv」
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「あーっ ジャリは得だーっ(><)」
「まぁな オレらろくに口きいて貰えねーもんな(T T)」
「蒼全然動じないけどな」
「業界知らないし 王子がバックだし」
「………つか…王子だよな…」
「…だな…王子だ…」
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