極めて日常

思春期紆余曲折 12

Blueさんちで強制合作v

xさんを強制召喚中…(ヲイ…;)

「(…ぼく…ココ知ってる…)」



「らいとくぅん
 きみはお父さんの話をちゃんと聞いていたかなぁ?」
「え〜と う〜んと…」てへ?
「お父さんキミが活発なのは嬉しいけれども>
 怪我してる時じゃなければだよ?」
「う うん」
「らいとは今夜はちゃんとお家に帰って
 お父さんと寝ようなv お説教だv」

「さてと 君の事放ったらかしだったね」
「…ひーちゃん…?」
「え? ……キミ…もしかしてクリスティーン?」

 

「シルヴィア いるの?」
「おかーさんは仕事 今だけおとーさんのとこにいる」


「ちっちゃかったキミがねぇ」
「……ねぇ…灯って 灯?」
「ん? ぁあ 会ったの 大きくなったろう」
「ぼくよりおっきかった…」
「そうだね 灯の方が成長が早いなぁ」
「…赤黒くて ぶにぶにで ちっちゃかったのに」

 

「ひーちゃんは 変わんないね」

「………」

「らいとの脚…」
「ん 大丈夫 あの子達は痛みには強いよ
 そして回復も早い 4〜5日もしたら治るよ」
「………」


「クリス検診は?
 ぼく等は少しばかり免疫が弱い 診ておこうね」

「はい 異常なしだ
 お父さんは? どんな人?」
「会ったことないの?」
「会わせてくれないよ シルヴィアは
 キミの一族の中では叔父さんとお婆様だけだね
 少しずつ細胞を分けてもらった」
「…病気?」
「違うよ…
 蘇芳がやりたかったこと 少しでも近づきたいんだ
 キミは蘇芳を知らないね」
「写真だけ 知ってる」
「……そっか…」
「母さんが持ってる」
「……うん…」

人体実験したいと言ってるわけじゃない

ほんの少しその細胞を分けて欲しいだけ

だけど…

 

「蘇芳 ぼくだけじゃダメなのか?」
「彼女の一族は特別だよ
 百彩は天涯孤独だって言ったろ…」


「私がアンタの子供産んでやるわよ!
 ソレをいくらでも実験材料にすればいいじゃない!!」

「うちの子たちと 仲良くなってくれたんだ?」
「………うん…」

 



「…らいと お説教なの?」
「え?」
「今日も一緒に寝ちゃだめ?」
「………;」

「……帰っちゃった…」
「センセ 仕事しよーよ?」
「午後の診療までには時間がある
 今日は患者も少ないしな」
「…甘い お前本っ当甘い」

「………先生?」
「……僕さぁ…
 兄弟欲しかったんだよねぇ…」
「え?」
「蘇芳とも兄弟みたくなれて
 息子たちとも 兄弟みたいにってさぁ…」
((それ凄い無理あるんぢゃ…;))


「大事なヒトとか…
 どうやって選ぶんだろうね?


 離れたくないとか


 どうして憶えるんだろう……」

「せんせい?」
「ん〜」
「シルヴィアさんからお手紙届いてますよ」
「ん〜……


 ……まだまだ見つかるわけないねぇ…」

 

僕の孤独とその理由と

願う寂寥と夢見る孤独

 

ねぇ蘇芳…キミの残した空洞は深い…

「萌葱ちゃんの飯食べたいなぁ…」

「走ってる走ってる…やっぱりお説教だなぁ^^;」

 

 

 

 

 

<放課後>

「ばぁっかだなぁっ 灯まだ謝ってないんだ♪」
「アグリ;」

「僕には料理上手の浅葱ちゃんがいて


 息子の珊瑚くんは更に凝った料理も得意で
 灯くんも時々夜食を届けてくれる…なのに

 なんでだろうね…

 小さい萌葱ちゃんの作ってくれた食事が
 とても懐かしいことがある…




 いつか 忘れちゃうのかなぁ…」

 

………ねぇ…キミたちとのさよならは
ずっとずっと先がいい…

灯はバイト中>

「灯〜っ」
「…よ チヒロ カグラ」
「学校は? いいの?」
「今日はなっ アグリ;」
「ヒカル その柿ちょうだいっ」
「たーくお前は;」

「おごってやる ウチ持って帰れ」
「灯 今日は帰りは? りょく待ってるよ」
「………;」

「…にしてもアグリ
 相変わらずリュック空っぽだな」 ほら入れてけ
「大丈夫 みんなお腹の中v」
「あのな; 学校に何しに行ってるんだ;」
「勉強もしてるよ 授業中だけはっ」
「カグ…良いお兄ちゃんだな」にこ
「ぇえっ カグラがお兄ちゃん?!」
「あー うん…どっちだろね?」
「そっかお兄ちゃんかぁ 甘えちゃぇ〜」
「わっアグリっ」
「こらこらこらっ 自分で持てっ」

「ばっかだよなぁっ さっさと謝っちゃえばいいのになぁっ」
「う…ん…;」
「まぁ…そうなんだけどねぇ…;」

 

「灯くーん もう次行っていいよ」
「はーい 上がりまーす」

「灯くん ほい」
「え?」
「りょっくん好きだろう さっさと謝っちまえ」
「………(T T)」

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