極めて日常

思春期紆余曲折 14

Blueさんちで強制合作v

ボクはキミの笑顔しか知らない
どうしてココに来たのか知らない
痛みとか 苦しみとか…

 

 



それって高いハードルかな…?

「蒼 レポート?」
「んー…」

「どうしてるかな…今頃…」
「…多分 わいわいと夕飯時だな
 珊瑚の食事は何時だって美味いよ」
「うん… 知ってる」
「行くか?」
「…いや 今夜はオトナ時間を満喫するから」
「…アンタな…;」


「りょく〜っやっと逢えたっ」
「灯っ オレまだ赦してないっ」
「ごめん なんだか解んないけどごめん
 りょくに逢えないのしんどい」
「っ…」

「アイル… 千種を送ってくれたんじゃないのか?」
「オレは迎え 明日の朝連れて出るからな」

「ったくーくウチの連中は
 飯時は絶対出迎えねーよな」

「ただいまー」
「ひーちゃんお帰りなさ〜いvv」
「あさぎちゃんv」

「らいと さっきまで起きて待ってたのよ?」
「ごめんごめん
 連中がさ 資料まとめ終えるまで帰るなってさ」


「…よく寝てる…」
「ひーちゃん 話あるんだけどいい?」
「クリス」
「まだ起きてたの? 明日じゃダメなの?」
「今がいい」
「…そっか…」
「気付いてるのかな…
 それとも識ってる?

 ぼくらとカレラを分ける時間の長さは
 まだ超えられない壁の一つだ…」


「キミの不安と ぼくの不安は

 きっと同じものだよ」

「昔 蘇芳と二人でダウンタウンに行ったんだ
 それもかなり外れの方で
 犯罪も発覚しないような そんなとこまで
 ヒトの一人や二人 いなくなっても誰も頓着しない
 
 彼らの1歳児存命率は6割に満たない
 でも出生率は高いから
 人口は少なくもない」
「子供を見つけた
 もうダメだって思ったよぼくは

 あんな出血診たことなかったし
 衰弱しきってた
 体温も下がりきってた



 でも蘇芳が諦めなかった…」

 


「…傷口を洗って 縫合して
 体を温めて…
 出来ることなんかわずかだった
 
 気休めだって思ったんだ
 そんでまた 蘇芳は傷つくんだなって

 
 なのにさ

 一晩経っても息があるんだ
 ぼくも驚いたけど 蘇芳だって驚いてた

『体温が戻ってきてる…』

 二人とも相当間抜けな顔してたと思うよ


 その後 食事が出来るまで回復するのに3日だよ
 コレはぼくらとは違う生き物だって思った

 
 凄いよ 彼らの生命力と言うか 生命欲と言うか
 適切な治療さえ間に合えば その治癒力って怖いくらいだ」

 

 

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