極めて日常

思春期紆余曲折 15

Blueさんちで強制合作v

またもXさんを強制召喚ちゅv

 

 




「らいとの脚ね 痕も残らないよ」

 

 

 

 

 

 

カレラとぼくらと…
言葉で区切れるほど単純には割り切れない

何故ぼくは残されてしまうのか
それはぼくだって悩んだんだ…


そして今も戸惑い続けている…


何時まで経っても慣れやしない…



『ったく…学習能力のねぇ…』



本当にね…

 

「……あの後がなぁ 大変だったんだけど」

「…え……?」

 

 

「……大体アレは蘇芳が言い出したことなのにさ」
怒られた怒られた

 


「アンタ自分の体なんだと思ってんだ?!」
「確かにイキナリ行って良い場所じゃないね」
「蘇芳は免疫あんだろーけどよっ」
「大丈夫だよ
 百彩はオレといた時間長いし 免疫出来てるし」
「って調べたのかよ?!」
「調べたよ?
 百彩の体のことなら オレの方が識ってる」

…あぁ…なんだまだ…鮮明に憶えてるなぁ…

 

 

「この病院ね

 蘇芳が残してくれたんだよ…」

「大体アンタは脚が遅い! 腕っ節も弱い!
 言動がトロくてオンナには言い負かされ放題!
 風邪で熱があっても
 倒れるまで自分で気付かない!
 そんなんが行っていい場所と
 悪い場所があるだろう!」
「大丈夫だよ オレがついてたし
 スリにもかっぱらいにも遇わせなかったよ」
「………」キッ
「………」こくこくこく
「マジで?」
「だって金銭の一切を持たせなかったし
 な 百彩」
「………」こくこくこく
「って……意味ねーっ!!」
「別に良いじゃないか 結果オーライで」



「問題を解決する能力を養うには
 時間をかけた方が良い
 その前に問題が起きないように出来るなら
 その方がずっと良い
 未然に状況回避できればそれが最善だ
 俺は社会にそれを求めてる」
「お前は政治家にでもなる気か」
「いいや 俺は医者になる」

「迷ったり間違ったりしてる暇なんかないって
 いつも後で思い知らされる…
 ぼくも懲りないから 何度でも同じ轍を踏むけれどね…」

「そう怒鳴るなよ

俺はまだ傍にいてやれる
 そのうち百彩だって覚えるよ
 色んな事の対処方をさ

 

 

独りにはしない…」

 

 

ぼくは…

 

蘇芳の願った通りには

 

 

やれてないかもしれないけど…

間違ってる暇なんかないって…

そんなこと言われたって……

 

僕にだって解らないんだ…

………明けちゃった…


どうしようぐるぐるだ…
僕は考えるのなんて苦手なんだよ…
それも自分のことなんか…



らいと…
よく寝てる…



悩みなんかないのかいキミは…
僕なら色んな事を恨んでしまいそうだよ…

正直僕は…
父さんを恨んでもいたのかも知れなくて…
でも父さんを一番知ってるのは僕だと思っていて…
そうじゃないって
それを思い知らせる全て
僕は憎んだって良い筈じゃないか なのに…


どんな…
夢見てるの今…

父さんの事考えるより…
僕は…

ばたばたばたばたばたっ

「………何?」

「っおはよっクリス! 急いで!」
「え? 何?」
「早く! 着替えて行かないと!」
「ってどうしたのらいと?」
「朝ごはん! クリスも急いで!」

「え…と……?」

何が…?
こんなにいたっけ 一昨日だって凄い人数だったけど…


「今朝は幼年組がやたら多いなぁ」
「桃ちゃん?」
「食いっぱぐれるなよ 成長期」
「え?」
「朝食は戦場だ♪」
「え とちーちゃん?」

「クリスそっちね〜」
「タルト お前先に食ってる場合か 面倒みてから」
「蓮ね〜 三日月パン好きー」
「りょく ちゃんと自分も食べろよ」
「大丈夫 食べてる」

「だーっ アイルっ また俺の狙ってたチョリソーっ」
「承和 懲りないな」
「珊瑚〜兄ちゃんに飯っ」
「千種10分で詰め込め」
「オーライ」



…わいわいと……賑やかな食卓…
僕のウチとは大違いな……

 

 

 

 

 

「…ん……」

「…蒼 目 覚めた?」

「………って もうこんな時間かよ?!」

 

「ごめん 夕べははしゃぎ過ぎた」
「……ホントにな…;」

 

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