極めて日常

思春期紆余曲折 26

Blueさんちで強制合作v










なんでもない毎日が

愛しい時間に変わってく…

「そろそろ結果貼り出されるな」
「だね、またトーラスのお説教かー」
「あんな可愛かったのにな」
「まぁ可愛いけどな 今でも」
「まぁね」

「クリス編入試験からすぐで大変じゃなかった?」
「んー特に問題なかったと思うけど、試験多いねー?]

「…総合がヴィッツ872 トーラス853
  ラスター842  クリスティーン840 レヴィン838…以下が700台…平均は640」

「成績もよさそうじゃないか」
「あそこにある本は大抵ウチからの寄贈だしね、
 一旦目を通したものは殆ど忘れないから」
「………;」

「だから言ったろう 連中は面倒なことは嫌いでも
  頭だけはずば抜けて良いんだよ」
「みたいだねー
(何処間違えたんだろう…復習しとこ…
 総合で880満点だから
  8教科で軽く半分にミスがあるから…)」

「ダケ って言った?」
「他にあるのか? ヴィッツ」

「クリスティーン」
「はい?」
「くせ字かね? 名前が間違っとる」
「………ぁあっ」そっかー
「…名前?」
「うっかりー」てへ
「……賢いのか間抜けなのか解らないな…;」
「半分の教科で名前を書き違ったのは君くらいだ」
「すいませーん」えへ?
「………4科でマイナス40点…?」
「って…パーフェクトかよ…;」

「なんで引っ張ってこられるかなー?」ぷんすか
「しょうがねぇだろ、俺より上が一人しかいないんだから」
「君は一人で出来るじゃない;
  ってゆーよりそんなに勉強好きだったとは知らなかったよ」
「別に 好きじゃない、寧ろキライ」
「……んん?」
「お兄ちゃんはいつまでも尊敬されていたいものなんだよ」

「だけど 記憶してるから理解してるってわけじゃない
  あの子が学ばなきゃいけないのはそういうこと」

「そう、常に上にいたいんだよなぁ…ち、なんでココ間違えたかなぁ俺」
「お前ソレこないだもミスったろ」
「あー、言われて見れば…そっか、そんで癖で書いたんだきっと」
「…このぼややんがこんな切れ者だったとはね」
「まぐれじゃなかったんだな」
「……ボクのは、当然と言えば当然だから」
「は…」
「だってここ、読んだ事ある本しかないし。叔父さんやお爺様の話を聞いたり。
  古典とか古文とか、ぼくには日常だもの」
「 「「……はぁあああ?;」」」
「日常会話なんか勉強しなくてもできるでしょ」


「「……」」
「……自分の名前を間違えるようなヤツに…」
「だってソレはーっ ……でも書かないじゃない、普通、自分の名前とかって」
「書くだろ」
「書くよな」
「っあああっ」
「何だ?」
「ってなんだよクリス」
「ビョーキ?」
「……手紙…出しちゃったよ…」
「あぁ」
「「親愛な」」
「うるさいっ///」
「……まさかお前…」
「どうしよう… ……バカだよね? 自分の名前、間違えて書いてたらっ」
「………そりゃぁな」
「馬鹿だよ」
「うんっとバカ」
「ぅああああっ///」かぁああああっ…

「ちゃんと認めてるじゃない、トーラスは。
  さっきだって自慢そうだったじゃない?」
「…そうか?」
「そうだった?」
「……頭ダケ ってな…」
「他に?」
「「「顔とかスタイルとか声とか何でもあるだろうっ脚だって速い」」」
「………んー…;」
「昔はあんなに可愛かったのに…」
「今でも可愛いけどな」
「まぁな…」
「……君たちって…;」


「あー、でも寂しそうだったよ、3人に育てられたようなものなのに、って。
  きっとまたお兄さんとか呼びたいんじゃ…」
「「「!!!」」」
「…ないのかなとか…」ごにょごにょごにょ;
  君たちいつもふざけすぎだし…トーラスがお兄さんみたいだよ?

「…お兄ちゃんとか…」
「言われてもな」
「今更…」
「「「………」」」(((や、それも、いいかもだけどな)))

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送