極めて日常

思春期紆余曲折 19

Blueさんちで強制合作v

「…何してるのか 聞いてもいいか?」

 

「蒼も交ざるー?」

「…起きろよ らいと 連中にセクハラされるぞ」

 

「酷いなぁ」くすくす

 

「……ん… 蒼兄…?」

 

ぎゅーっ

「…どうしたらいと 甘えん坊…」
「…ん… …ん……蒼兄…スコーンの匂いする…」
「…温かい内に食べろよ ほら 起きて」
「ん……はぁい…」
「………」
「………」


「んーとねぇ 木苺のジャムでねー」
「もうテーブルの上だよ」
「蒼兄大好きー」


「………」
「………」
「木苺のジャムね
 シムさんちのと桃ちゃんのだと 桃ちゃんのが甘いの
 クロテッドクリーム一緒につけるんだよ」
「確かまだ冷蔵庫にあるよ」


「………」
「………」


「…あ… 二人とも早くおいでねーっ」
「あ…」


「………いつも こんな…?」
「う〜ん… まぁね 時々ね  仲良いんだ」

 



「………なんだか…解んない事ばっかだよ…

 


 らいとといると安らぐ…
 何もしてなくて 喋らなくても……だけど…

 


 …ざわざわする…
 笑ってても 楽しそうでも…


 
 笑ってて欲しいよ だけど…」

「……何か してくれた相手を好きになるのは簡単だよね」

「………え…?」



「優しくしてくれた人 ちょっとした親切
 好意のカケラ見つけたら 嬉しいよね
 
 大事にされてる
 そう思ったら その相手のことも大事に出来たり…


 カンタンだよね…」


「……父さん…?」

「あのね らいとちゃんと解ってるんだよ?」
「ん?」
「二人にしてあげなきゃって
ちゃんと 解ってるんだからねっ」
「………解った解った」くすくす…

「………違うんだ あの子は…
 何も持ってなくて 何もくれなかった…



 オレのこと見ても 見えてるダケで



 抱き上げても 膝に乗せても 何の表情も見せなくて

 子供なんて 単純な筈なのに ”美味しい”もないんだよ…


 笑って欲しい…って… 何でだろうね
 オレは自分が解らないよ…」


「………」

 

「いつも 灯の着せた可愛い服を着ていたっけ…」


「クリス キミの生まれた時のこと思い出したよ…」
「っ……」

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